Googleのスマートグラスが再始動!Gemini搭載でAIウェアラブル時代がついに始まる

lin james
2025-05-23
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かつて話題をさらった「Google Glass」を覚えていますか? あの未来感あふれるスマートグラスは、技術的には画期的だったものの、プライバシー問題や市場の未成熟により、短命に終わってしまいました。

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しかし2025年5月、Googleは「Google I/O 2025」でAI時代にふさわしいGeminiスマートグラスを発表。 これは単なるハードウェアの進化ではありません。AIアシスタント「Gemini」と、XR(拡張現実)に最適化された新プラットフォーム「Android XR」によって、私たちの生活スタイルそのものが変わる可能性を秘めています。

あの夢の続きが、ついに本格始動

私自身、約10年前にGoogle Glassを日本で体験したことがあります。音声コマンド、リアルタイム動画撮影、そして画面投影――当時としては夢のような体験でした。

それから数年、SnapやMeta(旧Facebook)などがスマートグラスを試みる中、Googleはこの分野から遠ざかっているように見えました。しかし今、満を持してProject Auraという形で新しいスマートグラスを発表。今回は本気のようです。

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Android XR:Geminiのために生まれた新世代OS

「Android XR」は、スマホではなくAIウェアラブル端末のために作られたAndroid OSです。XR(拡張現実)やARデバイス向けに最適化されており、音声・映像・テキストなど複数のモダリティ(多モーダル)を融合して操作できます。

そしてProject Auraは、Android XRを搭載した第一弾のスマートグラス。中国のARメーカー「Xreal」との共同開発により、AIアシスタント「Gemini」が自然な対話・視覚認識を可能にしています。

注目すべき機能は以下のとおり:

  • AI​​によるリアルタイム視覚認識​:目の前の物体や人、文章を即時に認識・解析
  • 多言語翻訳+字幕表示​:音声を自動で翻訳し、グラス上に字幕として表示
  • カメラとセンサー搭載​:環境認識、ビデオ撮影、AR連携にも対応
  • 高性能スピーカー&マイク​:日常会話レベルでの自然な対話が可能

これらの体験は、Googleの新しいAIフレームワーク「Project Astra」や、Gemini 2.5 Proモデルが支えています。

スマートグラスの本格的な復活:ファッションとの融合へ

今回の戦略で特に興味深いのは、Googleがハードウェアを独占しない点です。Gentle Monster(韓国の人気アイウェアブランド)やWarby Parker(アメリカのD2Cメガネブランド)との協業により、「見た目もクールなAIメガネ」が誕生しようとしています。

これは、ガジェット好きだけでなく、ファッション感度の高い若年層やビジネスパーソンにも受け入れられる要素だと感じます。

日本市場との距離感と期待

正直に言うと、日本市場でのGeminiスマートグラスの正式展開は未定です。また、GoogleのGemini APIやフル機能も日本では利用に制限があります。しかし、それでもAIウェアラブル時代の流れは止まりません。

日本国内でも、Metaの「Ray-Ban Meta」やXrealの「Airシリーズ」が登場し、スマートグラスへの関心が徐々に高まっています。そして、​日本語対応のAIアシスタントが求められている今​、注目すべきなのが次に紹介するプラットフォームです。

XXAI:多モーダルAIを誰でも簡単に使える統合プラットフォーム

海外製AIが話題になる一方で、日本語でのスムーズなやりとり、手頃な価格、そして複数のAIを一括で使いたいという声も多いのが現実です。

そんなニーズに応えるのが「​XXAI​」。 これは、GPT-4oClaude 3.7GeminiLlamaなど世界最高峰のAIモデルを一つのプラットフォームに統合した、日本語対応のAIサービスです。

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  • 月額9.9ドルから始められるお手頃価格
  • 文章生成、翻訳、AI検索、画像​・​音声対応の多モーダル操作
  • Webブラウザとプラグインで簡単に導入可能

AIスマートグラスを待てない方、まずはXXAIで多モーダルAIの便利さを体験してみるのがおすすめです。

まとめ:スマートグラスは過去の遺物ではない。これからが本番

Google Glassは一度は消えました。でも、そのビジョンは生き続けています。 今度のGeminiスマートグラスは、AIの進化とともに、私たちの生活や働き方を根本から変える可能性を持っています。

日本においても、AIとの自然な対話、多言語の壁を越えたリアルタイム翻訳、日常生活の自動アシストなど、期待されるユースケースは数えきれません。

そして、「未来はまだ先」ではなく、「未来は今、目の前にある」のだと実感する今日このごろです。